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本編

私はその日、クライアントとの

打ち合わせで、普段あまり乗らない

路線の電車に乗っていた。

帰宅ラッシュのピークを過ぎていた

ものの、都市部からベッドタウンに

向かう電車内はまだ比較的混んでおり、

押し合うほどではないものの、

冬用の厚手のコートの裾が軽く

触れ合う程度の人数は乗っていた。

 

私はドアから数歩中に入った場所を

確保した。隣の女性の香水の香りが

強く、この場所へ来てしまった事を

少し後悔したものの、

ザッと見回しても近くに空いている

場所も無く、電車も動き出して

しまった為、移動するのは諦めた。

 

左手で吊革に掴まりながら、

先程の打ち合わせの内容を

反芻していると、数分後、

体の脇に垂らしていた右手の袖を、

横から軽く引っ張られた。

 

(ん?)

 

反射的に右側を見ると、

隣の香水女がこちらに向けて身を

よじり、スマホを下に向けていた。

 

カシャッ……カシャッ……

カシャッ……カシャッ……

 

小綺麗なファッションに身を包んだ

香水女は、角度を変えながら片手で

何枚も写真を撮っている。

スマホを持つ手の肘の所にかけた

有名ブランドのバッグが重そうで、

写真を撮りにくそうだった。

 

(え……?)訳が分からず、

私がただポカンと眺めていると、

香水女は下に向けていたスマホを、

今度は私の顔に向け、

また数枚写真を撮った。

 

スカオ「ちょっ…何を…」

 

私が抗議をしようと口を開いた

次の瞬間、香水女は私のコートの袖を

グッと掴み直し、そのまま私の右腕を

上に高く掲げて叫んだのだ。