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【第16話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

前回の話はこちら▼

【第15話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「だから…いったい 何の話をしてるの?私は何も 困ってなんていませんけど?」 チセコ「あぁ〜、そっかぁ〜! 悔しいんだ!本当の事バラされ ちゃったから、悔しいんだ! なるほどねぇ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

興信所などに尾行を依頼すると

高くつく。

そこで私は、定職にもつかず

フラフラしている、

我が弟に目を付けた。

 

(この前、家に来た時、またバイト

辞めちゃったって言ってたし…

前に『オレ…探偵とか向いてるような

気がするんだよね〜…』とか言ってた

事もあったし…

いつも何かとお小遣いをせびってくる

弟を、便利使いしてやろう!

イヒヒ…)

 

早速、お昼ご飯をエサに弟を

呼び出し、困った困ったと相談を

持ちかけつつ、巧くおだてて、

チセコの行動の見張り&追跡調査を

打診したところ、二つ返事で、

というか、食い気味に

引き受けてくれた。

 

弟「え!やるやる!!オレ、

そういうの絶対得意だから!!」

 

アスカ「なんか妙にノリノリだけど…

遊びじゃないよ?ちゃんと必要経費

+お小遣いは払うから、

見つかんないようにしてよ!」

 

弟「大丈夫、大丈夫〜!

まずは服装だな…探偵っぽい

トレンチコートとか買って…」

 

アスカ「ちょっとちょっと!

トレンチコートなんか

要らないよー!

そんな余計な物まで

お金出さないよ!今みたいな

普通の服装で良いんだよ!

それが一番目立たないんだから!!」

 

弟「えぇ〜っ!ちぇっ…探偵と言えば

トレンチコートにサングラスなのに…

じゃあサングラスだけでも…」

 

アスカ「だから、サングラスも

要らないって!!

余計に目立つでしょ!!

普通の街中に溶け込む、

普通の格好で良いの!

特殊な動きとかもしないでよ!

お願いだから!」

 

(何だか物凄く不安…素直に

興信所に頼んだ方が良かったかも…)

 

少し後悔しつつも、とりあえず

任せる事にした結果、弟はこの後、

意外にも素晴らしい働きを

見せてくれたのだった…