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【第5話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友

前回の話はこちら▼

【第4話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
前回の話はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 チセコ「アンタ誰よ! 関係ないおばさんは入って来ないで! 引っ込んでてよ!」 ご近所さん「関係ないからこそ、私は 本当に見た事を言っているんです! あなた、子供さんの前でこんな事 して...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】回転寿司屋で自分が食べた高級皿を押し付けてくるママ友
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本編

チセコは私を睨みつけ、

「覚えときなさいよ…」と

小さな声で捨て台詞を吐いてから、

モモカちゃんの手をグイグイ

引っ張って去って行った…

 

その一件以降、面倒なので、

私はチセコ母子と極力顔を

合わせないようにしていた。

「覚えときなさいよ…」と言っていた

割に、チセコからは特に何もして

来ないまま日々は過ぎていき、

仕事の方が忙しくなった私は、

チセコの事も回転寿司事件の事も、

すっかり忘れて毎日を過ごしていた。

 

そんなある日のこと、割と親しく

していたママ友・アンさんが、何だか

おかしな事を言ってきたのだった…

 

アン「アスカさんのお家…

今…大変なんでしょ…?

もし何か…私で力になれる事が

有ったら、いつでも言ってね?」

 

アスカ「ん…?あぁ…ありがと…」

 

(私が仕事で忙しいのを察して、

声かけてくれたのかな…?)

 

バタバタしていた私は、

特に掘り下げて尋ねる事なく、

その時はそのままスルーして

しまった。

するとやがて、どうもママ友たちから

遠巻きに何やらコソコソと言われて

いるように感じるようになり、

不思議に思ったりもしたのだが、

まぁ、そのうち収まるでしょ…と、

深刻には受け止めていなかった。

 

ところが、仕事の方が少し

落ち着いてきた頃、

幼稚園から帰ってきたミオが、

ポロポロと涙をこぼして

泣き出したのだった…

 

ミオ「お友達が…

ミオと遊んでくれないの…」

 

アスカ「どうして?

ケンカでもした?」

 

ミオ「ママから、遊んじゃ

いけないって言われたって…」

 

アスカ「え…」