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本編
予想以上の情報に、
私はフリーズしてしまった。
まさかタツヤが浮気をしているだ
なんて…。その時まで、私は一度も
疑った事がなかったのだ。
マイ「辛い状況に居るスカちゃんに、
こんな事を知らせるのは
酷だってことは分かってる…。
本当にごめんね…。
でも…こういうことはね、
早く知るに越したことは無いから!
早く知って、早く対処した方が、
絶対にいいから!」
スカコ「うん…。そうだね…」
マイ「私も会社で、もう少し詳しく
探ってみる。もちろん、タツヤさんに
勘付かれないように」
スカコ「うん…。ありがとう…」
マイ「もし自分を責めてるなら、
それは違うからね!!悪いのは
タツヤさんの方だから!!」
スカコ「うん…。うん…。
マイちん、ありがとう…」
私はもう涙が止まらなくなって
しまい、話が出来なくなって
しまった。マイは、電話の向こうから
言葉を尽くし、励ましてくれた。
マイ「大丈夫。きっと何とかなる!
私も全力で応援するし、何なら、
世界中の女がスカちゃんを
応援するよ!!スカちゃんは
赤ちゃんと一緒に、幸せに
ならなきゃダメなんだからね!」
私も少しづつショックを受け止め、
落ち着きを取り戻していった。
マイ「2、3日したら報告出来ると
思う。スカちゃんは自分の事と、
赤ちゃんの事だけ考えて。
体調を崩したりしないように
気をつけて。ね?」
スカコ「うん。分かった。
マイちん、本当にありがとう」
マイは、最後まで私を気遣いながら
電話を切った。
スヤスヤと眠る息子の寝顔を見て、
(泣いてる場合じゃない!
この子の為にシッカリしないと!)
と自分を鼓舞した。
その日と翌日、マイは私を心配して、
何度もLINEを送ってきてくれた。
サオリにも進展を報告すると、
マイに加えサオリからも何度も
LINEが送られてきて、
私を励ましてくれた。