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本編
ハルトの事が心配なので断ろうと
思ったが、ちょうど翌日、学校から
帰った後に、お友達の家に遊びに行く
約束をしていた事を思い出した。
お友達の家は、うちから徒歩2分ほど
の近さで、間に信号も無い。
パート先から自宅は、自転車で
5分ほどなので、もし何か有れば
すぐに駆けつけられる。
お友達のお母さんに電話をして
相談をしてみたところ、
「全然構わないわよ!うちで遊ばせ
とくから!」と言ってくれたので、
店長に大丈夫だと返事をした。
翌日の朝、学校に行くハルトに、
首から下げられるよう紐を通した
鍵を持たせ、防犯ブザーを渡して
使い方を教えた。
(クラスメイトには、学童に
通ってる子もいるし、ひとりで
お留守番をしている子もいる。
ハルトはお友達の家に行くんだから、
きっと大丈夫。)
そう思っても、どうしても不安に
なり、上司に頼んで、ハルトが
帰宅する時間に少しだけ抜けさせて
もらい、様子を見に家に戻った。
ちょうどハルトに会えたので、
少し安心し、お友達の家へ歩き出す
後ろ姿を見送ってから玄関の鍵を
閉め、再びパート先に戻った。
それでもまだハルトの事が
気にかかり、なかなか仕事に
集中出来なかった。
どうにか約束の時間まで頑張った
私は、挨拶もそこそこに自転車を
走らせ、ハルトを迎えに行った。
お友達のお母さんは「お仕事
お疲れ様〜!何も問題無かったよ!」
と笑顔で出迎えてくれた。
ハルトはというと、とても楽しかった
ようで、「まだ帰りたくない!
もうちょっとここで遊びたい!」と、
駄々をこねるほどだった。
「遅くまでお邪魔したら、迷惑だよ。
また遊びたいなら、今日はもう
帰らなきゃ。」と言い聞かせ、
お友達のお母さんにお礼を言い、
ちょっとしたお菓子を渡して、
おいとました。