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【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第17話】
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本編
怒鳴った後、私は涙が
止まらなくなった。
学校の周囲は住宅街で、
静まり返っている。
ヤスフミはあたりを
気にしたらしく、
私をタクシーにまた乗せた。
ヤスフミ「ごめん。俺が
悪かった。一人で解決なんて、
最初からできなかったんだ。
結局は社長に頼った。
そういうのに強い弁護士を
紹介して貰ったり、警察にも
一緒に行ったりしてくれて。
でも、どうしても
君に話せなかった。
それでなくても、
子供が出来なくて悩んでいる
スカ子に、これ以上は」
スカ子「ごめんね、ヤスフミ。
追い詰められる
結果を作っちゃって」
コウノ「無事に見つけられた
ようで、良かった。さ、
食事の約束があったんだろう?
改めてカウンターにつくといい」
私達を店に招き入れてくれた。
お騒がせしたのが恥ずかしくて、
結婚式の入場の時より顔が
赤くなった私とヤスフミだった。
その後、まもなくして
私は妊娠が分かった。
社長が紹介してくれた
敏腕弁護士のおかげで、
連帯保証は本人の意思では
なかったと証明され、
無効にできた。
問題が解決されて、私達はまた
元の仲良し夫婦に戻れている。
ヤスフミ「体を大事にして、
いい子を産んでくれ」
スカ子「うん。楽しみね」
私達の新しい季節は、
もうすぐそこまで来ている。
おわり