※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第9話】

前回の記事はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第8話】
前回の記事はこちら▼ 第一話から読みたい方はこちら▼ 本編 焦った結果、 ヤスフミの立場や気持ちに 心を配る余裕が 無くなっていたかもしれない。 スカ子(なんであんなに 慌てたのかしら。もし、 子供が産まれなかったら それでもい...

第一話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】離婚前夜に夫婦最後の晩餐→しかし旦那は来ずに心配していると…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 ああ、もうダメなんだな。 手を付けられていない昨夜の 夕食が放置されている食卓を 見て、私はため息をついた。 出会いから交際、結婚。 トータル22年の付き合いを してきた夫ヤスフミ。 彼とぎくしゃくし始めたのは...

本編

スカ子(まさか!ヤスフミに

限って、浮気だの不倫だの

には縁がないはず!

あの人は、そんな人じゃないわ)

 

躍起になって、

そう考えようと

すればするほど、

ぞくぞくしてきた。

思い当る節は無い、

でも彼が不倫に走っても

おかしくはないという

心当たりなら、結構ある。

妊活を急かした、

彼の気分に配慮しなかった、

人づきあいに口を出した。

 

……ああ、こう考えてみると、

私もかなりやらかしている。

それでも希望は

捨てたくなかった。

ヤスフミにラインして、

夕食の支度をしておくから、

帰ったら食べてと伝えてみた。

夫がどんな態度をとるか、

これは一種の賭けだった。

 

答えは卓上にある、ラップを

かけられたままの料理だ。

それどころか、ついに

連絡もなく、ヤスフミは

帰って来なかった。

ああ、もうだめなんだ。

実感がわく。

私はため息をもらしていた。

夫の帰宅はこの日の夜だった。

申し訳なさそうな顔をして

彼は謝って来た。

 

ヤスフミ「昨日は無断外泊して

ごめん。どうしても

外せない用事があって」

 

スカ子「よっぽど可愛い用事

だったんでしょうね。

それとも、綺麗系かしら?」