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【第4話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後...
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本編
スカミ「もう分かったよ!
その話、何回目?
ていうか、たった今も
同じ話してたよね!?」
私が怒って怒鳴ると、
あーごめんごめんと軽いノリで
謝って、へらへら。
そしてまた、同じ話を
するのだった。
こんなの週に3回やられたら、
いくら「可愛い」とか言われても、
精神的に参っちゃう。
明日の朝、顔を合わせるのが
気まずいなぁ。
憂うつな夜に限って、
早く朝が来るみたいな。
気づいたら起きる時間だった。
今日は金曜日、
週末恒例の朝練習だ。
スカミ母「おはよう、スカミ。
パン焼けてるよ」
スカミ「ありがとう」
お母さんには、割と
素直になれるんだけどねー。
やたら絡んでくるお父さんは、
正直なところ苦手だ。
ま、絡んでこなくても、
苦手なんだけどさ。
んー。何だろう、この感覚。
改めて考えてみる。
私は、いつからお父さんが
苦手というか、面倒というか。
コミュニケーションを
とりたくないって
思うようになったんだろう。
スカミ(匂いかな、きっかけは)
いつ頃からかは、
はっきり思い出せない。
でも、お父さんと話すのが
嫌になって、みるみるうちに
近寄らなくなった。