※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第3話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…

前回の内容はこちら▼

【第2話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
前回の内容はこちら▼ こちらもおすすめ 本編 どういう事なんだ!? 俺は、出張が多い仕事をしている。 昨日も一泊二日で家を空けた。 何も心配していなかった。 妻のヤヨイは子供たちを可愛がり、 家をしっかり守ってくれている。 そう信じて疑わな...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
こちらもおすすめ 本編 ヤヨイ「スカオさんへ。 疲れました。あなたとはもう、 やっていけません。 価値観が違っています。 我慢は限界を迎えました、 さようなら」 リビングのテーブルに 置かれていた書き置きを手に、 俺は血の気が引く思いを 味...

本編

スカオ「リョウもエナも、

夜は二人きりだった?」

 

リョウ「そうだよ、二人でずっと

お母さんを待ってたんだけど」

 

エナ「帰って来ないよう」

 

俺の聞き取りに、二人は

一所懸命な様子で答えてくれたが、

やがて大泣きし始めた。

 

とりあえずなだめ、空腹じゃない

かと聞いたら、しゃくりあげ

ながらも「お腹すいた」と言う。

 

夕食は用意されていたようだが、

ヤヨイは家を出たきりで、

朝食も無し。

腹が減るに決まっている。

 

スカオ「お父さんが

パンを焼いてあげるから。

二人ともリビングにおいで」

 

子供たちを連れて家の中に入り、

キッチンへ足を運んだ。

その途中に、何気なく

リビングのテーブルを見て、

置手紙に気づいたというわけだ。

 

頭が真っ白になった。子供たちの

前で、うろたえてはいけない。

そう思い、もしかしてヤヨイは

外出中に事故に遭ったのでは?

との疑いを持ちつつも、

平静を装っていた俺。

 

しかし違った。

置手紙には、はっきりと、

自分の意志で家を出て行った。

しかも原因は俺にある。

そう書かれていたのだ。

 

一瞬で、気力のすべてが

吹っ飛んだ。俺の何がダメだった?

価値観が違うとは?

 

そんな雰囲気は、出張に行く日。

つまり昨日の朝の時点では、

霞ほども感じなかったんだが。