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【第15話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 画面を覗くと、案の定、 アヤ夫婦が……今度はライトくんも 引き連れて立っていた。 マサシ「いったい どういうことなんだ!!! ぜんぜん繋がらないじゃないか!!」 アヤ「アンタ達!! ...
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【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
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本編
アヤ「ライトの顔を見てよ!!
こんなに悲しそうにしてるのに、
アンタは心が痛まないの!?
子供を育てるってね、
大変な事なの!!!アンタみたいな
独身族が子供に優しくしないから、
この国の出生率は
下がる一方なのよ!!!
だいたい、ここの
地域住民は全員狂ってるわよ!!!
誰一人として子持ちに
優しくしてくれないんだから!!!
こんなとこ、引っ越して
来るんじゃなかったわ!!!」
(国とか地域とか…そんな大きな
問題じゃなく、ただ単に
アヤ夫婦の素行の問題なのに…)
問題のすり替えに呆れ、どう言い返す
べきか、それとももう相手に
しないでおくべきか、迷っていると、
ライトくんが首をひねって
後ろに立つアヤを見上げながら、
震える声で懇願し始めたのだ…
ライト「お母さん…もうやめて……
こんなの…恥ずかしいよ……」
ライトくんの目から、
大粒の涙がポロポロと零れ落ちた…
ライト「お母さんと
お父さんがやってること……
学校の友達からは、『クレクレだ』
って笑われてるんだ…
僕、お母さん達が
こうやって、よそのお家に
押しかけるたびに、心の中で
『ごめんなさい』『ごめんなさい』
って、ずっと謝ってた…
みんな迷惑してるんだよ!
お願いだからもうやめてよ!!」
私は胸が締め付けられた。
きっとアヤ夫婦にも、このライトくん
の訴えは、痛みと共に突き刺さる
はずだと思ったのだが…
アヤは、どういう理屈で
そうなるのか、再び私を
怒鳴りつけて来たのだ!
アヤ「ほら!!!
アンタ達のせいよ!!!
ライトはこんな、親に歯向かう
ような子じゃ無かったのに!!!
アンタ達が私達夫婦を
悪者扱いするから…!!」