前回の内容はこちら▼
【第12話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アヤ「いいじゃないマサシ!! 私達の言い分を先に聞いて もらった方が良いわよ!!」 マサシ「えぇ…まぁ、 そう言う事なら……」 警察官は私達家族には声もかけずに、 アヤ夫婦と笑い合い...
1話から読みたい方はこちら▼
【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
こちらもおすすめ 本編 私はアスカ。28歳独身。 商社に勤める、ごく普通の会社員だ。 最近、実家から通える支店に 転勤になったため、久しぶりに 実家に戻って帰って来た。 姉が1人居るのだが、結婚して 地方で暮らしてしており、 両親は私が実家...
本編
私が信じられない思いで訝しんでいる
と、警察官は慌てて説明を始めた。
アヤ夫婦が引っ越してきて以来、
今回のような揉め事が
何度も有ったこと。
ご近所トラブルだけでなく、
スーパーや商店街でも有名な
トラブルメーカーで、
これまでに何度も通報を受け、
警察が介入していること。
その中で、警察官もだんだんアヤ夫婦
扱いのコツを掴むようになったこと。
まずは一旦アヤ夫婦に同調し、
警察署へ連行してから、注意や
警告をするようになったこと……
警察官は改めて私達から
詳しい経緯を聞いた後、
溜息をつきながらこう言った。
警察官「お話はよく分かりました。
この後、あの夫婦には厳重に
注意をしておきますし、
もうこちらのご家族にご迷惑を
おかけしないよう言っておきます!
ですが…これまでの
パターンから考えると…
恐らくまた来てしまうかと…」
アスカ「えぇ〜!じゃあ、
どうすればいいんですか?」
警察官「お父様が仰るように、
法的措置を取るしか
無いと思います。
先ほど、ボイスレコーダーで
録音されていると仰ってましたよね?
録画や録音は、確かな証拠になる
ので、必ず残すようにして下さい」
(アヤ夫婦を遠ざけるには、
面倒だけど、やるしか無いか…)
警察官が帰った後、
再び家族で相談し、
明日になったら早速、
父の知り合いの弁護士さんに
連絡をしてみようと決めたのだった。
それから数日後…
朝、前庭の花壇に水やりを
していると、いきなり背後から
怒鳴りつけられた。
驚いて振り返ると、アヤ夫婦が、
鼻息も荒く立っていたのだった……