※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第10話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…

前回の内容はこちら▼

【第9話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 (このお舅さんが味方についていて くれるんなら、安心してサアヤを 嫁がせられそうだね…) 少しの間、社長室で和やかに 話をしてたんだけど、お目当て だったミツヒロは居ないしさ。 タカ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】娘の婚約者との食事会にキチママ登場!→突然コーラをかけられ…
こちらもおすすめ 本編 あ、まずは自己紹介ね。 えっと、私はアスカ。37歳。 シングルマザー。 子供は娘が1人。名前はサアヤ。 もう社会人として立派にやってる。 旦那とは死別。それ以来 ずっと独身で、私はサアヤを 育て上げたんだ。 言葉遣い...

本編

おばさんは、どう言うことか

怒りの矛先を私に変更したようで、

さっきまで怒鳴られていた女の子は、

これ幸いとスタコラ逃げてった。

 

(え…私、この人と

知り合いだっけ…??いやいや!

こんな強烈なおばさん、一度でも

会ってたら忘れるはずないし…

もしかして…危ない人とか、

ソッチ系??)

 

私はこれ以上相手をせず、

黙ってフェードアウトするのが

正解だと判断した。

素知らぬふりで歩き出すと、

背後から更に怒鳴り声が

聞こえてきた。

 

おばさん「アンタ!!

こんど私の視界に入ってきたら、

容赦しないからね!!

もう2度と現れるんじゃないわよ!!

分かってんの!?」

 

(誰かと勘違いしてんの?

それとも…頭イカレちゃってんの?)

 

一歩一歩、足を踏み出すごとに

遠ざかっていく

おばさんの怒鳴り声に、

私は哀れみを感じながら、もう一生

出くわさないことを祈ったね。

 

その日の夜、会社で会うことが

出来なかったミツヒロから、

家に電話がかかってきた。

 

ミツヒロ「初めまして。サアヤさんと

お付き合いをさせて頂いている、

ミツヒロと申します。今日はお母様が

せっかく会社まで来て下さったのに、

お会い出来なくて

申し訳ございませんでした」

 

サアヤから聞いていた通り、

いかにも好青年って感じの、

しっかりした印象の話し方だった。

 

会社に奇襲をかけた時は、

開口一番ビビらして、反応を

見てやろうと思ってたんだけど、

電話じゃ表情やリアクションは

見えないし、どうやらサアヤも

横にいるみたいだったので、

ビビらせるのはやめといた。

 

アスカ「あ…いえ、こっちが

急に押しかけたのが悪いんで…

また次回、直接会えるのを

楽しみにしてますよ!」