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【第4話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 ミスを繰り返す部下を 苦々しく思うどころか、 甘えられて鼻の下を伸ばす ショウタに、 私はモヤモヤを 感じずにはいられなかった。 スカミ「そのミスズって子、 ちょっとショウタに 甘え...
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【第1話】結婚式当日、仮病の浮気相手を優先する夫
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本編
何の連絡も無く、ショウタが突然、
会社から部下を2人も連れて
帰って来たのだ。
私は驚いたものの、
(またか……)と、諦めにも似た
気持ちで、密かに溜息をついた。
スカミ「もう…連れて来るのは
構わないけど、先に連絡してって、
いつも言ってるでしょ?」
呆れながら小声でショウタに文句を
言うと、それを聞きつけた部下の
1人が、何やら芝居がかった
ワザとらしい感じで、私とショウタの
間に割って入って来た。
ミスズ「ごめんなさぁ〜い!!
ショウタ先輩のこと、怒らないで
あげて下さぁ〜い!」
(え…なにこの子……別にそんな
言われるほど怒ってないのに……
私が悪者みたいじゃん……)
ミスズ「ミスズが、どうしてもって
お願いしたんですぅ〜!
スカミさんに一言、謝りたくって……
ミスズ、いっつもミスしちゃうから、
ショウタ先輩、残業や休日出勤が
増えちゃって〜…
結婚式を控えてるのに、
スカミさんに申し訳なくて〜……
だけど…急に来ちゃったから、
ますますスカミさんを
怒らせちゃったぁ〜!
どうしよう〜〜……!!!」
(あ〜……さては…
この子が例のミスズかぁ〜……
謝るふりして、私を悪者に
仕立て上げる、この感じ……
こりゃ完全にワザとだわ…)
分かりやす過ぎるネチネチ攻撃に
呆れて黙っていると、
ミスズは調子に乗って
ネチネチを上乗せして来た。
ミスズ「それにぃ〜、ショウタ先輩
から聞いたんですけどぉ〜、
スカミさん、ミスズとショウタ先輩の
仲を疑ってるんですよね〜?
そんな心配しなくても、
全然大丈夫ですよぉ〜!ww
だってミスズには、
ちゃ〜んと彼氏がいますからぁ〜!
だから…ね?安心して下さぁ〜い!」