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本編
後にマツオという名前だと分かる、
ヤンキー風味ばりばりのその男は、
コンビニ帰りらしく袋をぶら下げて、
自分の家に入ろうとしている
ところだった。
俺は普通に「こんばんは」
と声をかけたのだが、
ヤツはじろじろとこちらを
見回した挙句に、まさかの
おまえ呼ばわりをしてきたのだ。
いや驚いた。
なんだおまえとか、
この歳になって言われるなんて。
急に学生に戻った気分だった。
スカオ(うわぁ、嫌な感じだなぁ)
マツオ「見ない顔だな。
その家、前はおまえじゃない
オっさんとオバハンが
住んでただろ?」
スカオ「え?あ、ああ、ええ。まぁ」
マツオ「あのおっさん夫婦、
どっかに夜逃げでもしたんか」
マツオはにやにやと笑って言った。
何がそんなにおかしいんだ?
スカオ「いや、
夜逃げじゃないですよ。
普通に引っ越しです」
マツオ「どうだか。わかんねーぞ?
あのおっさんども、
俺にびびったんじゃね?」
訳の分からない事を言い出した。
何だか、隣人トラブルがあったか
のような空気をかもしている。
叔父さんには、左隣の住人には
気をつけろとは言われたが、
揉めたなんて話は聞いてないぞ。
スカオ「なんかあったんですか?」