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【第7話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…

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【第6話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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【第1話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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本編

公園のベンチに並んで腰掛けると、

イリエさんは私の左手の薬指へと

視線を動かし、

大粒のダイヤモンドが輝く

エンゲージリングを見て、

驚いたように尋ねてきた。

 

イリエ「あなた…

彼と婚約したんですか…?」

 

スカミ「え?あ、ええ…

そうですけど……イリエさんは…

タカヤの元カノ…なんですか…?」

 

(どういうことなんだろう…

え?もしかして…ストーカー!?!?

ひとけの少ない公園に

ノコノコ付いて来ちゃったけど…

大丈夫かな…だけど今日、

私達があのレストラン

に行ったのは、本当にたまたまだし…

しかも言い出したのはタカヤ!

元カノが働いてたなんて

偶然だろう…)

 

私が頭の中で考えを巡らせていると、

イリエさんはさらに

混乱するような事を言い出した。

 

イリエ「タカヤ……そうですか…

彼、あなたには『タカヤ』と

名乗ってるんですね……

私の前では、『ナオキ』と

名乗ってました」

 

スカミ「え???それって…

どういう……」

 

イリエ「信じられないかも

しれないけど、あなたもきっと

騙されてるんです!

お金は?取られてませんか??」

 

スカミ「え?お金!?取られて

ないですけど…何なんですか??」

 

イリエ「そう…まだ取られてない

なら、すぐに婚約を解消して!!

被害が出ないうちに

逃げた方がいいです!!」