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【第11】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

前回の内容はこちら▼

【第10】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「光熱費節約チャレンジが 終わるまでは、銭湯に行って ちょうだい!」 そう言って、用意しておいた 『銭湯セット』を手渡した。 コウジ「銭湯って…わざわざ...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

コウジ「灯油はストックが

あるんだから、光熱費節約

チャレンジとやらの対象外だろ?!

ストーブだけでもつけないと、

寒くて耐えられないじゃないか!!」

 

スカコ「え…?灯油代だって、

節約すれば、コウジの飲み代に

回せるのに…私もリコも、

コウジのために、こんな寒い中

ずっと我慢してるのよ?

コウジも飲み会に行きたいなら、

少しは我慢したら?」

 

自分の飲み代を確保するために、

私とリコに

『暖房禁止命令』を出した手前、

またまた何も言い返せない様子の

コウジに、私は更にたたみかけた。

 

スカコ「考えてもみてよ。

コウジは節約したお金で

飲み会に行けるのよ?

私とリコは何の見返りも無いのに、

ただコウジのために頑張ってるの!

そんな私たちを前にして、

よく寒くて耐えられない

だなんて言えるわね?!」

 

コウジ「グッ…」

 

コウジもさすがに痛い所を

突かれた様子だったが、

すぐに逆ギレして怒鳴り始めた。

 

コウジ「ご、ごちゃごちゃ

言ってないで、さっさと

ストーブをつけろ!!!」

 

私はわざとらしく大きな溜息を

ついた後、こう言ってやった。

 

スカコ「そんなにストーブを

つけたいなら、自分で

灯油を入れればいいじゃないの。

灯油のストックなら、

いつもの場所にあるわよ?」

 

実は、私はコウジが灯油の入れ方を

知らない事に気付いていた。

今まで灯油がなくなった時、

コウジは決して自分では補給せず、

毎回私に押し付けてきたのだ。