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【第6話】深夜1時に娘が突然「今すぐパパと離婚して!」→理由を聞いた私は娘と慌てて逃げ出した…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 園児の送迎は大部分がママさん、 人によっては同性でも付き合いに 頭を悩ませたりするもの。 でもケイタは苦にしないらしい。 ケイタに言わせると ケイタ「俺、イケメン じゃないでしょ?マ...
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【第1話】深夜1時に娘が突然「今すぐパパと離婚して!」→理由を聞いた私は娘と慌てて逃げ出した…
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本編
アスカ「ナナは将来、
探偵さんになるのかな?」
ナナ「わかんない。推理は好きだよ」
アスカ「推理なんて難しい言葉、
よく知ってるね」
ナナ「だって、いつもアニメの
キャラが言ってるもん。
それにわかんない言葉とかは、
大人に聞いて教えてもらうの」
アスカ「え、そうなの!?」
娘、意外と行動派だったことに
驚かされた。しかし。
この娘の性格が、後に私にも
大きく関わってくるのだった。
大きな態度で仕事に出かけた
ケイタは、言うだけのことは
あるというところを見せた。
午後11時に意気揚々と帰宅、
契約書を私に見せつけてきて、
どうだ参ったかと言わんばかり。
アスカ「お疲れ様!
がんばったね、ケイタ」
ケイタ「だろう?これで、期日に
なったらちゃんと契約実績として
計算されて、本部から
報酬が振り込まれる」
ケイタは鼻高々だ。
彼の仕事は営業代行。
アウトソーシング事業の一つで、
企業から依頼を受け、営業活動を
代行するというサービスだった。
フリーランスとはいっても、
完全に一から全てをやるのではない。
そういう形態のフリー営業マンは、
以前はそれなりに多かったらしいが、
このご時世でだいぶ減ったと聞く。
現在の主流は、営業代行のサービスを
提供する企業に登録し、
仲介してもらう手法だ。
マッチングサービスとか、そういった
名称で、ネットにはよくある。
評価をもらい、決められた期日に
報酬の支払いを受ける。
この繰り返しだ。