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本編

スカ太郎「予定が変わったんだ。

帰って来た」

 

ヤバミ「えっ。そうなん、だ」

 

スカ太郎「おまえら、

風呂から出たいか?

だったら親を呼べよ」

 

俺は言ってやった。

ええっと驚く声がしたが、

完全に無視。

親を呼ぶことに同意しない限り、

風呂場から出してやらない

と言い張った。

やがて、辛くなってきたらしい。

二人とも親を呼ぶ事に

同意したので、

俺は大型家具をどけてやった。

ようやく風呂の扉を

解放してやった。

中からは、湯あたり寸前の

よれよれなヤバミと、

汗だくな知らない男が出て来た。

 

スカ太郎「とっとと

身支度して、リビングに来い!」

 

俺が叱りつけると、

二人はろくに返事も出来ない

様子で、のろのろと体を拭き、

服を着始めた。

二人とも、嫌々ながら

俺の要求に従って、電話をかけ始める。

ゲス君とやらは、最初は

それなりに威勢よく風呂から

出てきたが、巨漢と言っていい

俺を見て、すっかり闘志が

しぼんだらしい。抵抗しなかった。

 

やがて、関係者全員が

リビングに揃った。

ヤバミの両親、間男両親。

そして飛び入り要素の

女性が一人。

 

ゲスオ「なんで、

嫁を呼ぶんだよぉ」

 

ははぁ。こいつも

既婚者だったのか。