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【第19話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉

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【第18話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
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【第1話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
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本編

カフェ客「あの人達、もしかして」

 

「いつも銀行窓口にいる、

お偉いさんだよね、あの男性」

 

「うわぁ。女性も確か、

役所で見た事ある」

 

そんな言葉が飛び交い始めて、

義姉夫婦は自分達の立場を

再認識したようだ。

顔を赤くして、おろおろしながら、

マアヤに突き出された伝票を

受け取り、いそいそ会計を始める。

 

アスカ「毎度様です。それでは、

レシートのお返しになります。

なお、マアヤはお返ししません。

いいよね?マアヤ」

 

マアヤ「もちろん!私、叔父さんと

叔母さんのところで高校を卒業する。

その後は、絵画留学!」

 

マアヤは高らかに宣言した。

彼女の夢、それは昔から絵が上手

だった才能をもっと磨くために、

海外の美術学校へ行くことだ。

特技としてメニューにイラストを

添え、常連さんの似顔絵サービスまで

してくれている。だからこそ、

お客さんは全員、姪の味方だ。

強烈な圧力に耐えられなかった

らしい義姉夫婦は、

大慌てで逃げだしていった。

自然と拍手が沸いた。

マアヤは、達成感に満ちた顔を

していた。

 

その後。

良い親の仮面が外れ、じつは学費も

ロクに支払わない、ついでに

身内のカフェで食い逃げ未遂。

悪いうわさが一気に広まって、

義姉夫婦は完全に立場を失くした。

義兄は銀行勤務、義姉も役所で

良いポジションだったのだが、

二人ともあっというまに窓際族状態。

今では、ひそひそされて、

しょぼくれながら働いているという。

出世の見込みも無く。

 

私達は、姪の卒業まで同居して、

海外へ旅立つところまでを

しっかり見届ける予定だ。

実子を持つ機会は無かった、

でもわずかな期間でも姪を育てる

幸せに恵まれた。そして、

私達と姪とで、カフェを成長させて

いくチャンスも得られた。

いまは最高に、ハッピーだ。

おわり