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【第11話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉

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【第10話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
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【第1話】手に負えないヤンキー娘を預けてきた義姉
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本編

彼女はぼう然としていた。

そして、恐る恐るといった様子で、

私が差し出したランチバッグを

受け取ると

 

マアヤ「叔母さん、忙しいのに」

 

アスカ「それがどうしたのよ、

見送りの時間くらい作れるわよ。

気を付けて、行ってらっしゃいね」

 

マアヤ「はい」

 

小声は変わらなかったけど、

ぎくしゃくしつつも笑顔には

なってくれた。そして、

ランチバッグをしっかりつかんで

 

マアヤ「お弁当なんて、初めて……」

 

ぼそっとつぶやいた。

え?今まで、母親手製のお弁当を

貰った事が無かったの?本当に?

私は驚いてしまったが、

話をする時間は無い。

そういうのは後回し、

とにかく見送らなくちゃ。

モーニングを終えて出勤、

または登校していくお客さんを

送り出すときと同じ気持ちになって、

遠ざかっていく姪の背中を見ていた。

この事がきっかけになったようだ。

マアヤは、急速に心を

開いてくれたらしい。

 

うちのカフェは、午前7時から

午後3時まで、いったん店を閉めて

午後5時から午後9時まで。

ちょっと変則的な営業をしている。

モーニングからランチ、

そしてティータイム、ディナー。

二人で一所懸命に働いて

維持している店だ。

その関係で、食事は店で取る事が

多い。いわゆる賄いというやつ。