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【第11話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…

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【第10話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 とはいえ、いつまでも 落ち込んではいられない。 ヤヨイを探さねば。 俺は深呼吸をし、もう一度 ゆっくりと、置手紙を熟読した。 しかし、何度読んでも分からない。 俺とは価値...

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【第1話】出張から帰ると嫁が消えていた→重大な事実が発覚し…
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本編

妻の実家はちょっと遠くて、

とりあえずの一報しか

入れられなかったのだが

 

スカオ「ヤヨイさんが来たら、

教えてください」

 

伝言は託すことができた。

妻の両親も心配して、心当たりを

探すと言ってくれた。かくまって

いる雰囲気ではなかった。

俺の両親は近距離にいる。

あっというまにすっ飛んできた。

 

スカオ父「リョウもエナも、

母さんに任せておけ。

それより、スカオには本当に

何も分からないんだな?」

 

スカオ「分からないよ。

出張に出る直前まで、

あいつと話していたけど、

どこもおかしいところは無かった。

いつものヤヨイだったんだ。」

 

スカオ父「なら、もう興信所に

頼むしかないだろう。

オノさんに頼めば、腕のいい

ところを紹介してくれるはずだ」

 

オノさんとは、俺の会社と

契約してくれている顧問弁護士だ。

父の知人で紹介してもらった。

弁護士あるあるってやつで、

付き合いが長いなじみの興信所が、

最低でも一か所くらいは

あるのが普通だという。

確かに、素人では探せないだろう。

 

今のところ、ヤヨイは気に入って

いるボストンバッグと、

結婚前から乗っている自分の車だけ

持ち出して、後は何一つ

失踪のヒントを残していない。

 

さっそく、翌日にはアポを取り、

午後面談、事情を話して興信所を

紹介してもらう事になった。

幸い、興信所はすぐ動いてくれた。

 

ほとんど手がかりらしい

手がかりが無いが、

プロの腕を信じるしかない。