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【第10話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…

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【第1話】うちのWi-Fiを勝手に使う子供→パスワードを変更するとセコママが襲来し…
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本編

警察官「随分モメて

らっしゃるようですけど…」

 

アスカ「お巡りさん!

ちょうどいい所に!

実はこちらのご夫婦がですね……」

 

私が説明を始めた途端、甘えるような

女の声が、私の声を遮った。

驚いて声の方を見ると、

アヤが、さっきまでとは打って

変わった猫なで声を出しながら、

警官に駆け寄っていくのだった…

 

アヤ「ちょっとぉ〜!!

聞いてくださいよぉ〜!!

ここの家族が酷いんですぅ〜!!

ウチの子に意地悪した挙句、

私達の事を常識外れだとか

言ってきてぇ〜!!」

 

警察官の腕に自分の腕をからめ、

腰をクネクネさせて媚を売りながら、

自分達の主張を吹き込むアヤ…

 

マサシはそんな妻の態度に驚く

どころか、満足気な笑みを浮かべて、

私達の方を振り返った。

 

マサシ「アヤに言い寄られて

落ちない男は居ないんだよww

警察官と言えども、所詮は男…

これでアンタ達も

おしまいだな!ww」

 

アスカ「なにおかしなこと

言ってるんですか…?

警察官は色仕掛けに

なびいたりなんかしませんよ!」

 

マサシ「フフフ……

それはどうかな〜?」

 

私は(また馬鹿なこと言って…)と

呆れ、全く本気に

していなかったのだが…

次に警察官の口から出た言葉は、

驚くべきものだったのだ!

 

警察官「なるほど〜…Wi-Fiねぇ〜…

それくらい、使わせてあげても

いいんじゃないですか?

減るものでもないですし……」

 

アスカ「………は?」

 

私は信じられない思いで

警察官を見た。

(この人…本気で言ってんの???)