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【ブログ限定】ウエディングドレスにワインをかけるDQN妹「これで着れないねw」私「え?式は◯◯だけど」→結果…【中編】

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【ブログ限定】ウエディングドレスにワインをかけるDQN妹「これで着れないねw」私「え?式は◯◯だけど」→結果…【前編】
中編はこちら▼ 後編はこちら▼ 本編 スカミ「わあああああ!」 ベッドから飛び起きた私は、 自分が上げた悲鳴に驚いていた。 寝汗とも冷や汗ともつかない汗で、 全身が濡れているのにも気づく。 ああ、またあの夢だ。 セイジ「スカミ!? どうした...

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【ブログ限定】ウエディングドレスにワインをかけるDQN妹「これで着れないねw」私「え?式は◯◯だけど」→結果…【後編】
前編はこちら▼ 中編はこちら▼ 本編 お互いにぽかんとしていた時だった。 突然、レミの背後から ミサオ「おい!」 女性の声とはいえ、 かなり勇ましい口調の、 妹を呼ぶ声が通話に割り込んできた。 スマホごと、レミが振り向いた。 見知らぬ女性が...

本編

感情的にこじれてしまって、

本人でもコントロールできない

レベルなら、諦めるしかない。

祖父母からその話を聞いて以来、

私は家族から距離を取った。

妹のレミにいたっては、

母の影響をたっぷりと受けて、

訳も分からず私を忌み

嫌っていた事でもあった。

父は、無関心というか

事なかれ主義というか。

私の家族は、どうしようもない

野生動物の群れなのだと

思う事にしたのだった。

 

とはいえ、心のどこかでは、

まだ未練があるのかもしれなかった。

もしかしたら話し合えば、

何かのきっかけがあれば、

母もレミも考えを変えてくれるかも。

そんな思いが、いつも頭の隅を

ちらついていたと思う。

自分ながら、いつまで引きずるんだと

あきれるくらいだった。

 

セイジとの入籍を控えたある日、

彼が結婚式の打ち合わせをしたいと

申し出て来た。

私は、そんなに熱心ではなかった。

でもセイジのご両親、

親族の皆さんに対して、

きちんと式を挙げるのが礼儀だと思い直した。

 

スカミ「あまり、うちの両親や

妹を呼びたくないんだけど。

それでもいいなら」

 

セイジ「分かってるよ。

お祖父さんをお呼びするならいいかな?」

 

セイジは、まだ存命の祖父を

式に招待しようと提案してくれた。

祖母は私が大学を卒業してまもなく、

他界している。

祖父はまだ元気も元気、

80歳を超えた今でも

現役で仕事をしているくらい。

 

あ!

そうだ、せっかくなら……。

私は思い付きをセイジに言ってみた。

それはいい、と彼も大賛成。

私達はさっそく祖父へ報告と

相談をもちかけ、喜んでもらったのだった。

 

ほっと一息をついていたのも、

わずかな期間の事だった。

ずっと連絡をとっていなかった妹が、

急に電話をして来た。

 

レミ「お姉ちゃん、

結婚するんだって?」

 

スカミ「レミ?私、まだ報告に

行ってないと思うんだけど」

 

レミ「そんなの分かるに決まってるじゃん。

相変わらず、バカだよねぇ。

お母さんに嫌われるはずだわぁ」

 

何なのこの子は。

私が実家を出たのは

18歳の時だったから、

かれこれ8年は音信不通だった。

何を思ったのか、

いきなり連絡をしてきたと思ったら、

喧嘩を売って来るなんて。

 

スカミ「用件は?」

 

レミ「あのさぁ、お姉ちゃん、

バカは罪って言葉知ってる?

結婚するんでしょ?

式も挙げるんだよね?

なんで、実家に連絡してこないのさ」

 

スカミ「連絡が欲しかったの?

意外だったわ」

 

皮肉のつもりは無く、

私は本気で驚いていた。

あの日、私をのけ者にして

ハワイバカンスに出かけたくせに、

自分達が私からのけ者にされるというのが、

プライドを傷つけるというのだろうか。

家族が素直に結婚式に参列するとは、

とても思えなかった。

しかし、確かに礼儀としては、

たとえ答えが分かっていたとしても、

声だけはかけるべきかもしれない。

 

スカミ「こちらとしては、

気をきかせたつもりだったんだけど。

私に興味も関心もないでしょ?

それとも、式に参列して、

祝福してくれる意向はあったの?

だったらごめんなさいね」

 

レミ「ばっかみたーい。

式になんか、行くわけないじゃーん。

あたしは忙しいし、

これでも人望があるのよ。

親にも嫌われる

どこかの誰かさんとは違ってね」

 

スカミ「つまり、不参加ね?」

 

レミ「お姉ちゃんが土下座して、

お願いですからご参加くださいって、

必死になって頼んできたら考えてあげる。

あと、参加のお礼として

最低10万は包んでもらって。

ドレス代でしょ、ヘアとネイル代でしょ、

タクシー代に、ええーっと。

まぁ、必要経費は全部そっち持ちで」

 

スカミ「間に合ってます」

 

あまりのばかばかしさに、

最後まで聞いていられなかった。

思わずガチャ切り。

8年ほど見ないうちに、

何とも残念な頭の持ち主に

成長してしまったものだ、我が妹ながら。

こういうのを、

ドキュンっていうのかなぁ。

両親に溺愛されて育ったモンスターの

成れの果てが妹かと思うと、

無視されて育ったのも

あながち悪くなかったらしい。

 

妹にとんだ茶々を入れられたものの、

その後は特に何事もなく。

私とセイジは、

めでたく挙式の日を迎えた。

今日のスケジュールは、

厳選した身内だけを招待して

結婚式を挙げ、引き続き披露宴。

婚約者から、晴れて配偶者へ

昇格したセイジと、

厳かに永遠の愛を誓う。大事な日。

 

慌ただしくも充実して、

幸せに満たされながら時間を

過ごしていた時だった。

またしても、妹から電話がきた。

悪夢よりもたちが悪いわ。

夢なら醒めればそれで終わるけど、

妹は、私の邪魔をしたいのか、

しつこく電話を鳴らし続ける。

ついに根負けしてしまった。

 

スカミ「何!?

忙しいんだけど」

 

着なれない衣装が体を

締め付けているせいもあって、

私はキレ気味だった。

あのけらけらという、

甲高い笑い声がした。

 

レミ「あっそ、ご苦労様。

もうすぐ何もかも台無しになるのにねー」

 

スカミ「はぁ?」

 

レミ「だって、無意味に

忙しがってるんだもーん。

何時にチャペル入りかは知らないけど、

純白のウェディングドレスは諦めなよー。

真っ赤なシミシミドレスでもいい

っていうなら、別に止めないけどね」

 

レミはビデオ通話で、

壁の方向を撮影しつつ

話をしているようだ。

私は、画面にうつった「それ」を見て、

息をのんだ。

どう見てもレンタル品じゃない、

きっとオーダーに違いない、

豪華なウェディングドレス。

ただし、普通じゃない。悪い意味で。

あちこちが赤く染まっているのだ。

絵の具?それとも何か別の、赤い液体?

正体不明だが、ドレスを

めちゃくちゃにしている、

ひどいシミが一面に浮かんでいるのは確かだ。

 

スカミ「ちょっと、レミ!?」

 

レミ「ウェディングドレス、

これで着れないね。ざまーみろ!

あたしを差し置いて、

結婚式を挙げようとするから

こんな目に遭うんだよ、ばーかばーか」

 

レミの、信じられない言動と、

何よりも行動に、私はあきれ果てた。

口をついて出た言葉は

 

スカミ「レミ、知ってる?

バカは罪っていうのよ」

 

先日のお返しだった。

同時に、自分の方もビデオ通話を

オンにして、現在の私の姿を見せつける。

レミは目を丸くした。

 

レミ「え?何?」

 

スカミ「見ての通り。

私の式は和装よ。分かる?

ウェディングドレスの出番は無いの」

 

私は容赦なく事実を告げてやった。

結婚式は神前式、近くの神社で無事に終了。

次は披露宴。

 

そう。父方祖父が、いまだ現役で

経営しているホテルが会場だ。

レミにとっても祖父だから、

私が何も言わなくても、

結婚式の情報を聞いたのだろうことは

想像できる。

しかし、これはいったいどういう状況?