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【第13話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…

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【第1話】置き配が毎回誰かに盗まれる!→ある日、スズメバチが大量に送られてくると…
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本編

半狂乱のレオナ夫、

うっかり窃盗を認めるレオナ。

いやー、見ごたえある修羅場だなぁ。

これを間近で見る代償だと思えば、

今まで盗まれていたハチミツも、

まぁ納得できるってものだわ。

まぁ、楽しんでばかりもいられない。

さっさと警察カモン!しなきゃね。

 

さて。警察の介入で、

レオナの悪行はすっかりバレた。

うちを含んだ周囲での宅配置き引き

は、やっぱりレオナの仕業だった。

特にうちのハチミツは高額転売

されていて、たいへんたちが悪いと

判断され、めでたく立件。

 

余罪もぼろぼろ出てきて、

彼女は無事に裁判からの

お勤めコースと相成った。

手癖の悪さを、ぜひとも

塀の向こうで深く反省してほしい。

レオナ夫からは謝罪された。

 

レオナ夫「アスカさんから分けて

もらってると聞いていました。

すみません、もっと早くご挨拶に

行っていれば、こんなになる前に

妻の悪事が分かったかもしれない

と思うと」

 

アスカ「いえいえ、ご主人こそ

浮気されているのが分かって、

いろいろ大変でしたね」

 

レオナ夫「浮気相手に手伝わせて、

ハチミツを盗んでいたそうです。

ついでに転売もやらせて、浮気のため

に使ったり、相手の小遣いにしたり。

やりたい放題でした」

 

アスカ「うわぁ」

 

こりゃたちが悪いなんてものじゃ

ないわ。警察のお世話になって、

しっかり償うしかないよね、レオナ。

 

カフェでもその話題でもちきり、

彼女が捕まって以降は、

置き配に手を出される事件が

ぴたっと収まったそうだ。

オーナーのアツコさんにも、

これからは安定してハチミツを

供給できると約束し、私にとって

初めての大型契約になった。

 

映像ディレクターの傍ら、

週末養蜂家というのも悪くないかな。

単身赴任から帰ってきた夫が、

どんな顔をするだろうか。

なんだか、楽しみなような、

怖いような。