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2023.01.07
本編
ちょっと思うところと
違ったけれど、
兄がカオルコを好きになって、
じっくり取柄の正直さを
アピール、それが彼女を救う
結果になるのならいい。
兄に任せよう。
ノゾム「カオルコさん、
映画に行こう」
「夕食を一緒にどう？」
「都合はいつでもいいよ、
カオルコさんに合わせるから」
けっこうな猛アタックだわ。
最初は怖がっていた
カオルコだった、
でも少しずつ兄との距離を
縮めて行くことが出来ていた。
１年が経った。
カオルコとノゾム。
気づけば二人の挙式当日を
迎えていた。
双方親族と、ごく親しい
友人だけの、小さいけれど
アットホームな結婚式と
披露宴の予定だ。
カオルコの方は、父親と
祖父母だけ出席となっていた。
スカ美「あれ？
サクラコは分かるとして、
お母さんは？」
カオルコ「うん、じつはね」
控室で衣装を整えている
カオルコと話を
していた時だった。
出席者の事情を、彼女が
打ち明けようとしかけている
まさにその瞬間、控室の
ドアが乱暴に開かれた。
スカ美「サクラコ！？」
おまけにレオル、
母親までついてきている。
カオルコの敵が三人、
顔をそろえていた。
