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【スカッとする話】クズ夫「目障りだ!トイレに住めよ!w」→お望み通り、トイレで生活してやった結果【第13話】
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本編
セワミさんが持ってきてくれた、
おにぎりと味噌汁を見て、
(誰かが作ってくれたものを食べる
なんて、ずいぶん久しぶりだな…。
前は、モラオも作ってくれたり
してたのに…。)
そう思って涙ぐむと、
セワミさんは益々心配そうな
顔になり、私が食べ終わると、
「話、聞かせてくれる?」
と言われたので、嘘はつかない
ように、ざっくり事情を説明した。
セワミ「いつからトイレに
閉じ込められてたの?」
スカコ「昨日の昼ごろから…。」
セワミ「えっ!飲まず食わずで?!」
スカコ「いえ…。バッグも
ありましたし…水と、あと
お菓子とか食べてました…。」
(他にもカップ麺も食べたし、
お茶いれてたし、パソコンで
動画見たりもしてたけど…。)
セワミ「そう…。実を言うとね…。
ちょっと心配してたのよ…。
時々…大きな物音とか…怒鳴り声
とか…聞こえてきてたから…。
もしかして…○待とか…
されてるんじゃないかしらって…。」
(あ…。やっぱり隣には
聞こえてたんだ…。)
セワミ「あれは…。旦那さんよね…?
暴力振るわれてるの…?」
スカコ「いえ…。暴力はないです…。
怒鳴ったり…。壁を殴ったり…。
物を壊したり…。それだけ…。」
セワミ「いやいや、
“それだけ”じゃないわよ?
それも立派なDVなのよ?」
(そうなんだ…。殴られたり
しなくても、DVなのか…。)
セワミ「ユウ君は?モラオさんは、
ユウ君にも怒鳴ってるの?」
スカコ「いえ…。ユウには
怒鳴りません…。私にだけ…。」
セワミ「……そうなの…。じゃあ、
ユウ君は、スカコさんを助けたり、
庇ったり、してくれないの?」
スカコ「ユウも…。ババアとか…。
口答えすんじゃねぇとか…。」
セワミ「えっ……。」
(そうだよね…。ドン引きだよね。)