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本編
ヤバミ「おねだりしたら
何でも買ってくれたし〜
旅行にも連れてってくれたから、
お金持ちだと思ってたのに…
最近、もうお金無いとか言い出して！
もう、騙された〜！って感じ！」
鼻で笑いながら、完全にタカシを
バカにした調子で話すヤバミ。
タカシはこんな女のどこに
惹かれたんだろう…と、
不思議に思ってしまいました。
スカコ「だけど…赤ちゃんは、
タカシの子として産むつもり
なのよね…？」
ヤバミ「いやいや、多分ムリ！
ホントの父親、外国人だから！
産んだらさすがにバレるでしょ！
だからさ〜、お金取れるだけ
取ったら、別れるつもり
だったのに〜！
離婚したから結婚しよう！
とか言ってきて！マジ勘弁！」
スカコ「…………」
ヤバミ「貧乏男と結婚して、
子供育てるとかさ〜
ホント無理だから！あんたさ〜
給料いいらしいじゃん？
養育費払ってよ！あんたのせいで…
破局？するようなもんだし〜」
私は（なんだその理屈…
本気で言ってるのだろうか…）
と呆れながら、一応答えました。
スカコ「養育費って…
私が払う理由が無いですよ。
あなたがどうなろうと、
あなたの子供がどうなろうと、
私には一切関係無いです。
タカシとも、離婚が
成立してますし、もう他人です。
私があなた達にお金を支払う理由は、
ひとつもありません」
ヤバミ「え〜〜〜っ！…
じゃあさ〜、子供産まない方向で
いくから、手術代払ってよ！
あんた、看護師なんでしょ？社割とか
何とかで、安く出来るでしょ？」
スカコ「だから…どうして
私があなたの手術代を出すの？
それに、医療費に社割なんて、
あるわけ無いでしょ。
法律で禁止されてるのよ」
（こっちが『え〜〜〜っ！』だわ。
こんなんで、今までよくやって
これたわね……）
ヤバミ「え〜っ…じゃあ、
自分でお金払って堕ろすしか
ないってこと〜？最悪〜！」
スカコ「…あなた、今何ヶ月なの？」
ヤバミ「え？６ヶ月だけど？」
