※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】私の勤務する病院に救急搬送されてきた夫。→緊急オペを開始した途端、医師と私は凍りついた.…【第5話】

前回の内容はこちら▼

【スカッとする話】私の勤務する病院に救急搬送されてきた夫。→緊急オペを開始した途端、医師と私は凍りついた.…【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 (スーツと靴を買ったって… 30万なんて…そんな高級な スーツを買ったの? 洋服に興味の無い人が?… おかしすぎる… タカシ、何か隠してる?) スカコ[とりあえず、 一度...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】私の勤務する病院に救急搬送されてきた夫。→緊急オペを開始した途端、医師と私は凍りついた.…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカコ。年齢は29歳。 今年で結婚5年目の夫と 二人で暮らしています。 仕事は、大学病院の救命救急センター で、救急看護師として働いています。 体力的にも精神的にも大変な仕事では ありますが、私は誇りとやり...

本編

タカシ[俺を信用して

とにかく振り込んでくれ]

 

スカコ[60万円は大金だよ!!

ポンとは振込めないよ!カードの

明細を見せてくれないと無理です

きちんと会って話し合いましょう]

 

その後、何度メッセージを送っても、

タカシからの返事が返ってくることは

ありませんでした…

 

それから数日経ったある日のこと……

私はその日もいつものように、

病院で忙しく働いていました。

昼過ぎに、救急車で急患が

運ばれてくると連絡が入りました。

患者は勤務している工場で肩を

怪我しており、出血がかなりひどい、

とのことでした。

病棟に緊張が走り、患者を迎える

準備が慌ただしく整えられました。

入り口付近で救急車を待っていた

私は、運び込まれた患者を見て、

愕然としました。

 

スカコ「タカシ!!嘘……ヤダ……」

 

主任「スカコ、知り合い?!」

 

スカコ「……主人です……

なんで……なんで……」

 

主任「スカコ、落ち着いて!!

一旦下がりなさい!!」

 

ひどい状態の患者を見慣れている

はずの私でしたが、血まみれで

意識を失っているタカシの姿に、

すっかりパニックに

なってしまいました。

 

医師「スカコ君は外れて!

私達に任せなさい!」

 

スカコ「……はい……」

 

見慣れた作業着のタカシは、

出血はひどいものの、

骨折などはしていないようでした。

目の前でテキパキと確認し、確実に

処置を進めていく仲間たちの姿に、

私は

(大丈夫…これならきっと大丈夫…)

と、少しだけ落ち着きを

取り戻しました。

 

主任「服、切らせて

もらいますね~​​!」

 

意識の無いタカシに向かって

主任が声をかけ、損傷している

右肩部分があらわになるように

作業着にジャキジャキと

ハサミが入れられました。