※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第7話】

前回の内容はこちら▼

【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第6話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカミ「タカハシさん…これって…」 タカハシ「うん…。この人… スカミちゃんの恋人だよね? この前スカミちゃんから写真を 見せてもらった時、 まさかとは思ったんだけど…。...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】彼「お前、重いわ…」→結婚直前で彼氏に捨てられた私は公園で…【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 私はスカミ。年齢は28歳。 精密機器を製造する会社で、 営業事務をしている。 付き合って4年になる彼氏のカズヤと は、会社の取引を通して知り合い、 真剣にお付き合いをしている。今や お互いの上司や同僚にも公認の...

本編

(何か理由が有るのかもしれない…)

 

そんな、わずかな希望が

頭をもたげては、

 

(いやいやいや、キスしてるんだよ?

どんな理由が有るって言うのよ!)

 

と打ち消した。

混乱する頭を鎮めたくて、

とにかく無心で手を動かし、

セーターを編み上げた。

 

(このセーター、

もう渡せないかもしれないな…)

 

そう思うとまた悲しくなって、

泣きながら眠りについた。

 

翌朝目覚めて、テーブルの上の

セーターを見た私は、

心を決めて起き上がった。

いつもの通りお弁当を2個作り、

朝ごはんを食べて支度をし、

いつもの電車で会社に着いた私は、

昨日早退した分を取り返すべく、

テキパキ働いた。

昼休み、いつもの公園に行き、

ベンチに腰を下ろした私は、

心配そうな目をするタカハシさんに

向かってニッコリ笑って頷き、

宣言した。

 

スカミ「今日、カズヤと

会って話し合ってきます!」

 

正直、決心が揺るがないよう、

自分に向かって言い聞かせている

部分もあった。そして

[少しでいいから、

今日会いたいです。]

とカズヤにLINEを送った。

少しするとカズヤから

[仕事が忙しいから無理かな…]

と返信があった。

 

昨日までの、何も知らない私ならば、

これを信じて諦めていただろう。

でも今の私には、これは

嘘なのだとハッキリ分かる。

私が

[会社まで行くから。

10分だけお願い]

と送ると、渋々といった感じで

会ってくれることになり、

就業時間後、カズヤの会社の

すぐ近くのカフェで待ち合わせた。

 

カズヤ「で?話って何?

今日は珍しく強引だったねww

俺、まだ仕事あんだけど」

 

席に着くなりカズヤは、早く

切り上げたそうな態度で聞いてきた。