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【スカッとする話】貧乏人を見下す高級寿司屋で「これスーパーの刺身ですよね?w」と言った結果…【第12話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 シュンジ「貧乏人に 用は無ぇんだよ」 ひどい事を、平然と吐き捨てる ように言う若大将だった。 ハルトはかなり腹を立てた ようで、表情が厳しくなった。 ハルト「勝手に貧乏人扱い すると...
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本編
スカ美「いやいや、
投げたのはそっちでしょう!」
もうめちゃくちゃになりそう。
私と若女将の怒鳴り合い、
ハルトと若大将のにらみ合い。
収拾がつかなくなりかけた、
その時だった。
大将「シュンジ!ユカリさん!」
いきなり扉が開いて、
若大将夫婦を叱りつける
厳しい声がした。
振り向いて驚いた。
た、大将!?
大将「お前ら、何をやってる!
お客様をおもてなしどころか、
怒らせてどうする気だ!」
シュンジ「な、なんで親父が」
大将「息子の店を
見に来て悪いか?しかも、
俺がおもてなしをした
お客様がいらっしゃる日だ。
様子が気にならないと
思うのか?」
ずいっと迫力満点で
店内に入って来た大将は、
もう鬼の形相だった。
まさに、長年この道一筋の
職人という貫禄。
彼は手を付けられていない
マグロを見て、さらに
鬼っぷりに拍車がかかった。
大将「何だ、
このふざけたネタは!
こんな質の悪いもの、
どこで仕入れた!?
俺がいつ、こんな
買い付けを教えた!?」