前回の内容はこちら▼
1話から読みたい方はこちら▼
本編
マキ「にしてもさ〜…
あんな高級店に行けるなんて、
アスカさんちってお金持ち
だったんだね?知らなかったよ〜。
なんで今まで教えて
くれなかったのよ〜?」
アスカ「な、なんでって…
お金持ちじゃないですし…
そもそも私達、ちゃんとお話し
したことありませんでしたよね…?」
マキ「え?そうだっけ〜?ま、
とりあえず過去のことは置いといて、
今回から、お祝い事には
私も参加させてもらうね!
まずはお寿司!いつにする?
ちなみに私はいつでもオッケー!
うちの子と、旦那も一緒で
いいよね?せっかくのお祝い
だもんね!みんなで
パーッといきましょ!」
アスカ「えーーーっと…
今回は家族だけで
お祝いするつもりなんですよ。
あっ、カオリさんも、参加される
わけじゃないんですよ!」
カオリ「そうよ?話聞いてただけ。
一緒に行くわけじゃないの!」
マキ「え〜!?カオリさん、
冷た〜い!!せっかくの
お祝い事なのに、
なんで行ってあげないのよ〜!
仕方ない!私がカオリさんの分まで
盛り上げるから安心して!
私、そういうの大の得意だから!
ほら私、陽キャだから!!」
(あれ?話が全然通じてない…?
家族だけだって言ってるのに…)
アスカ「あのですね、マキさん。
もう一度言いますけど、
今回は家族だけでお祝いをするので」
マキ「てかさ〜!旦那さん、
昇進するってことは、
給料も上がるんだよね?
じゃ、ここはパーっと!
旦那さんの奢りってことで!
あ〜!○○○寿司とかいつぶりだろ?
うちの旦那の給料じゃ
ムリなんだよね〜!奢りとか、
めちゃラッキー!楽しみだな〜!w」
アスカ「いや!だから!
一緒には行きませんて!!
いい加減にして下さい!
冗談にしてもしつこいですよ!」
マキ「え?冗談じゃないし。
もう決めたし。私が!」
アスカ「決めたって…
何の権利があって…」
マキ「だ〜か〜ら〜!
ケチケチしてちゃダメだって〜!
良いことがあった時はさ、
えーっと…なんだっけ?
なんとかフォワードとかって言って…
とにかく!他の人に良いことを
回さなきゃダメなんだって!幸運も
お金も、どんどん回してこ!ね?」