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【第10話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後…

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本編

リコ「スカミって、そんなに

お父さんと仲が悪いの?」

 

スカミ「うーん。何だろうね、

自分でもよく分からないんだけど、

ちょっと生理的に無理な感じ」

 

自分でどうこうできるものじゃ

ない。コントロールできないの。

贅沢言ってるのかも、だけど。

でもでも!

今日は金曜日なんだよなー。

お父さん、かなり高確率で

飲んでくる日だ。

嫌だなー、またへらへらしながら

だる絡みされるんだろうなー。

 

この日の夜。

やっぱり、どたどたと足音がして、

二階にある私の部屋に誰かが

近づいてくる気配がした。

誰っていうか、お父さんに

決まってるんだけどね。

 

スカミ父「おーい、スカミぃ」

 

ほら来た!あー。もう!!

今日は朝練に放課後の通常練習。

どっちもきつかった。

はっきり言って、私はいま

ベッドの中だ。小指すら動かしたく

ないレベルで疲れてる。

 

スカミ「お父さん、放っておいて!

今日は疲れてるの、眠いの!」

 

一応は抗議したけど、やっぱり

ドアは開かれた。

だから、何で返事も待たずに部屋に

入ろうとするかな、この人は!

 

スカミ父「おー、そうか。

部活大変だな。

顔だけ、顔だけ見せて」

 

スカミ「やだ!顔だけじゃ

すまないでしょ、また居座って

ぐだぐだするでしょ!?

やなの、絡まれるのは!」

 

頭に来たのもあって、私は強い

口調でお父さんを拒否った。

え、といううめき声がした。

 

スカミ父「スカミ……

お父さんが嫌か?」

 

スカミ「嫌だ!」