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【第9話】父の奇妙な歩き方が気になったものの、放置していた私→その数日後…

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本編

後ろでお父さんが何か言ってた

っぽいけれど、私は気にせず

家を飛び出した。

部活仲間のリコとは、

学校に行くときも帰るときも、

だいたい一緒だ。

 

待ち合わせにしているコンビニ前へ

駆けつけると、リコもこちらへ

向かってくるところが見えた。

あ、やっぱりよたよたしている。

昨日の練習はほんとに

きつかったもんね。

 

スカミ「おはよー!」

 

リコ「おはよ、スカミ。

元気だねー?

昨日の部活、きつくなかったの?」

 

スカミ「いつもの朝練メニューに、

大会メニューがトッピング

されるからねー。きついと思う」

 

リコ「よく走れるね?

スカミは足が速いし、

スタミナもあるし、そりゃあ

個人戦出場に選ばれるわけだよ」

 

そんな話をしながら、

私達は学校へ足を向けた。

リコが褒めてくれる嬉しい

ポイントとして、私はけっこう

足が速いし、持久力もある方だ。

 

テニスプレイヤーとして、

コートのどこにボールが

打ち込まれても追いつける足と、

長いラリーにも耐えられる

持久力は、大きな武器。

そこは割と自信がある。

 

こう言っては何だけども、

お父さんが心配しているやつ。

例えば不審者に追われたりとか?

 

もしそんな事態になったとしても、

走って逃げ切る自信を持っている。

 

リコ「車で追いかけられたら、

いくらスカミでも無理じゃない?」

 

スカミ「まぁ、そうなんだけどね。

とは言っても、お父さんに迎えに

来て欲しいとは思わないよ」