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本編
スカミ「お父さん!!
いつも言ってるよね、
ノックしてすぐ入るのやめてって。
私の返事を待ってから!」
スカミ父「あぁ、悪い悪い。
お父さんなぁ、スカミの顔が
見たくて。ついつい
急いじゃうんだ」
スカミ「ついつい、
じゃないってば。
ほら、顔見たんでしょ?
もういいでしょ?」
スカミ父「あ、うん。
スカミの顔を見れて、
お父さんは満足だぁ」
スカミ「はいはい。
おやすみーっ!」
私は机から一歩も動かず、
椅子ごと振り向いて
叫んでしまった。
父は赤い顔をして、
相変わらずへらへら。そして、
よたよたしながら出て行った。
スカミ父「あー、
今日も娘は元気で良かったぁ」
まだ叫んでる。
うちが一戸建てで良かった。
マンションだったら、
きっと他の部屋から
苦情が来るところだよね。
はー、もう。
階段をどたどたと降りる音がして、
お母さんを呼ぶ声も聞こえてきた。
酔っぱらっているとはいえ、
テンション高いなー。
今日はまだ木曜日で、
週末みたいな解放感は無いと
思うんだけど。