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本編

私の名前はスカミ。

年齢は38歳、独身。

精神科の医者で、

都内の総合病院に勤めている。

 

精神科で働いていると、

様々な問題を抱えた患者さん達の、

人生に関わる事になる。

 

患者さんと共に喜びを分かち合える

事もあれば、自分の無力さに

打ちのめされる事もある。

これはそんな中、

私が長年担当してきた、

とある患者さんと、

その息子さんの話だ…

 

患者さんの名前はアヤカさん。

アヤカさんが最初に病院へ来たのは、

今から10年以上前…

彼女がまだ22歳の頃だった。

 

職場の人間関係に悩み、

当初は食欲不振や不眠など、

うつの症状に悩まされていたが、

診断を進めていく中で、

躁状態・うつ状態を繰り返す、

双極性障害だと判明していった。

 

彼女の場合は、双極性障害の中でも

比較的程度の軽い

『双極Ⅱ型障害』だったものの、

双極性障害という病気は

一度の治療で治る病気ではなく、

薬を利用した症状のコントロールを

常にし続けなければならない、

厄介な病気​​なのだ。

 

アヤカさんは天涯孤独で、

頼れる友人などもおらず、

病気のせいで人生への

希望も失いかけていた。

 

当時まだ若く、歳も近かった私は、

医者と患者の距離を

保たなければと思いつつも、

どうしてもアヤカさんに

気持ちを寄せずにはいられなかった。