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本編

スカコ「あんのやろぉ~~~~!」

 

手にしたスマホを握りつぶすんじゃないか

と思われるほど、私は全力を出していた。

あんのやろぉとは、夫シュウの事。

 

もはや中毒状態と言えるほど、

ランニング大好き人間で、

いまも日課にしている

夜のひとっ走りに出て行っている。

あいつ、スマホを忘れて行ったのね。

 

スカコ「あれ?

また忘れてるよ、何してるんだか」

 

リビングのソファに、

ぽいっと無造作に置かれていた

それを手にしたとき、

メッセージがロック画面に表れた。

 

SNSに着信があったという知らせだけど、

ちらっとだけ文面が見えた。

 

いや、ウソ嘘。

ほんとは、がっつり見えた。

 

マミカ「さっきは楽しかったよー、

早くまた会いたいな」

 

だと!

どこからどう見ても、

怪しいったらありゃしない。

女性の名前で、楽しかっただの

早く会いたいだのと、きな臭いのなんの。

 

……いやいや、待って待って。

もしかしたらだよ?

もしかして、ひょっとしたら、

ランニング仲間かもしれない。

タイムを競っている

良きライバルかもしれない。

 

なんてね。

どう考えても無理がある設定を

思ったりはしてみた。

だけど、自分でも分かっている。

そんなわけあるか、と。

 

でもだけど、なんて

もやもやしていたら、追撃がきた。

 

マミカ「シュウくん、大好き♪」

 

でもでもだってちゃん

している場合じゃなかった。

これはもう、黒だよ黒。マックロ。

もやつきが一気に怒りへと変わった。

 

私は夫のスマホを握り締め、

あらぬ方向へ

「あんのやろぉ~~~~!」

と吠えたのだった。

 

浮気だと確信した瞬間、

どうしてやろうかと思いが巡り、

あっというまに

「目にもの見せてくれるわ!」

となった。

 

そうと決まれば、こうしちゃいられない。

まずはロック解除だ。

 

幸い、夫のランニングは

平均して一時間くらい。

出て行ってまだ10分だから、

余裕で手を打てる。

ロック解除の暗証番号が

問題だったけれど、

ここは名探偵スカコの腕の見せどころ。

 

スカコ「あいつ、確か」

 

某アイドルグループが好きだと、

年甲斐もなく言っていた事がある。

グループ名に数字が

入るはずだから、ええと。

頭をひねって、ヤツの誕生日に

グループ名の数字をプラスして試すと、

二回目でロックを解除できた。

ふふん、単純バカめ。

 

SNSを開いてみる。

なんとまぁ、堂々としているもんだわ。

マミカという名前で

しっかり登録されているし、

お気に入りマークまでついている。

なんか、単純バカだと

思われているのは、

私の方だったりして。

私如きなど、ごまかすまでもないとか

思ってるんじゃないだろうか。

 

むかむかしながら、

既読をつけずに中身を

確認する方法をやってみる。

直近のやり取りは……

気持ち悪いものだった。

 

シュウ「ラブラブだよ、マミカ」

 

マミカ「私も~らぶらぶぅ」

 

シュウ「あー、大好きだ―」

 

二人まとめて「そこへなおれ」と、

怒鳴りつけたい衝動にかられる。

 

いつからなのか、直近の文章では

よく分からないけれど、

恥ずかしげもなくラブラブだの、

大好きだの、ついでに

ハートのスタンプだの。

 

こんなのやるとしたら、

付き合い始めと考えるのが順当だろう。

 

シュウのやつ、33歳というか、

あと1ヶ月で34歳になろうという

大の男が、鼻の下のばしやがって。

ますます腹が立つ。

 

とりあえず写メして、次は設定を開く。

指紋登録は3つまでできる。

空いているデータ部分に、

自分の右手の親指をセットした。

これで、いつでもチェックOKだ。

証拠能力があるかどうかは

不明だけども、事実確認に

限定するなら十分だと、私は踏んだ。

 

やがて夫が帰って来た。

私は何食わぬ顔で、

お帰りと軽く声をかけ、

後はテレビに夢中という態度をとった。

 

シュウ「スマホ忘れちゃったよ」

 

スカコ「あらそうなの?

そういえば、ちょっと前も忘れてたよね」

 

しれっと嘘ついちゃったりして。

シュウは気づいていない様子。

 

シュウ「すぐ忘れちゃうんだよなぁ」

 

スカコ「その辺にあるんじゃない?」

 

私はあくまで、彼のスマホに

興味は無いという表向きを貫く。

私が何かに気づいているか、

探っているのだろうか。

夫はさかんに私をちら見している。

ああもう、うっとうしい。

 

シュウ「あったあった。

ソファに置きっぱなしだったわ」

 

スカコ「大事な物なんだから、

肌身離さず持ってなさいよ」

 

軽く嫌味をこめてみた。

でも、残念ながらそれに気づいては

もらえなかったようだ。

 

シュウ「ああ、そうするよ。

じゃあシャワー浴びて来る」

 

私に何も気づかれていない、

と確信が持てたのだろう。

シュウは明らかにほっとしたらしい、

ちょっと浮ついた声を出した。

こいつ、ほんと抜けてるわ。

 

前はそういう、ちょいドジなところも

好きだったんだけどね。

破壊力抜群な浮気系ラブラブトークの

おかげで、気持ちは

すっかり冷めてしまった。

もちろん、冷めたのは愛情だけで、

復讐心はアツアツに煮えたぎってるんだけど。

 

まぁ、見てなさいよ。

 

マミカとかいう女性について、

私は記憶をたぐりよせまくった。

名前に聞き覚えはなかったのだけど、

SNSのアイコンが気になった。

どことなく、見た事があるような気がして。

 

スカコ「あ、思い出したわ」

 

私は思わず一人ごちる。

そうだ、確か今年の初夏に、

夫の会社で懇親会名目の

バーベキュー大会があった。

家族参加OKだったので、

私もついて行ったのだけど、

その時に顔を合わせた事がある。

 

マミカ「奥様ですかぁ?

お世話になっていますぅ」

 

やけに鼻にかかった声で、

甘ったるい感じの挨拶をされたっけ。

彼女が、マミカだ。

記憶によれば、23歳だったと思う。

夫も私も33歳、

ちょうど10歳の年の差がある。

 

当時は、単純に夫の部下

または後輩の女性という程度の

認識だったけど、今は違う。

どこからどう見ても、

SNSのやりとりはカップルのそれだ。

いつから始まったのかは

定かではないけれど、明らかに

シュウとマミカは

深い仲になっているのだろう。

 

スカコ「そっか。うちの夫に限って

って思ってたけどねえ、

実際は違ってたんだ」

 

またもや、独り言が飛び出した。

こうやって、目の当たりに

してみると、不思議な気分になる。

今まで、子供はいないけれど、

夫婦仲はうまくいっていたと

思い込んでいたのに。

んー、やっぱり若い子には勝てないかぁ。

 

考え込んでいるうちに、

何だか気持ちが固まって来た。

それまでは、復讐してやる、

痛い目に遭わせてやるって

気持ちだけは先走っていて、

 

でもいざ実行となると、

手を出すに出せない臆病さがあった。

だけど、もうそんな弱気とはおさらばよ。

離婚一択。

決心がついた。

 

夫の裏切りを知った以上は、

もう元に戻れない。

無理に戻っても、この先ずっと、

裏切られた感はついて回るだろう。

 

ランニング大好きな彼は、

朝晩に一人で外出する。

その時間、私はきっと苦しむだろう。

そう思うと、再構築は考えられなかった。

それに、33歳という年齢も、

子供を意識していれば

軽く見るわけにはいかない。

 

スカコ「シュウとは終わり。

新しい道を進むためにも、

いっちょやりますか」

 

私は、ぐっとこぶしを握った。

気持ちが固まると、

急にやる気も出て来た。

 

…中編へ続く

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