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【第11話】浮気夫「お前のガキは堕ろせ!」→私は生きる気力を失い屋上へ…

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本編

私は驚いて反射的に振り返った。

そこの居たのはスーツ姿の男性で、

年齢は私と同年代のように見えた。

 

スカコ「な…何って……

見ればわかるでしょ?

今から飛び降りるので、

邪魔しないで下さい!!」

 

男性「そんな…こ、困ります!!!

あなたが先に自●したら、俺が自●

出来なくなるじゃないですか!!」

 

スカコ「へ……?もしかして…

あなたもここへ自●しに来たの??」

 

男性「そうですけど!?」

 

こんな偶然って有るんだろうか…

私は自分の運の悪さに呆れ、

思わず笑ってしまった。

 

スカコ「アハハ…残念でしたね。

早い者勝ちですよ。

ここは私が飛び降りるから、

あなたは他のビルを探して下さい」

 

男性「そんな……あ、あなた、

本当に分かってるんですか?

もしもあなたが飛び降りたら、

救急車や警察が駆けつけて…

救急搬送して、死●確認して、身元の

確認だってしなくちゃならない!

 

このビルのオーナーだって、

管理責任で注意を受けるだろうし!

その上ここは、事故物件に

なるんですよ?迷惑ですよ!!!

とにかく、自●なんて

やめて下さいよ!!!」

 

スカコ「それは……

あなたが自●したって同じでしょ?

あなただってここに自●をしに

来たくせに、お説教するのは

やめて下さい!!」

 

男性「お、同じじゃありませんよ!!

私には、●ぬ必要が有るんです!!

必要性がより高い方が

優先されるべきです!!!」

 

まるで私が必要も無いのに

を決めたかのような言い方に、

私はカチンときた。