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【第1話】婚約者の彼と高級レストランへ→入店後すぐに伝票が渡され…
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本編

私はそう言って、自分では

少ししか飲まず、タカヤには

どんどん飲ませた。

ワイン好きのタカヤは「えぇ〜…」

と言いながらも満更でもない様子で、

グラスを空け続けた。

 

ディナーが終わる頃には

タカヤはすっかり酔っ払っていて、

私はフラつくタカヤを支えながら

タクシーに乗り込み、

タカヤの部屋に向かった。

 

どうにか部屋までたどり着くと、

そのままソファーに倒れ込んで

しまったタカヤを

冷たい目で見下ろし、

私は早速証拠探しを始めた…

 

まず、タカヤが脱ぎ捨てた

ジャケットからスマホを出し、

証拠探しを始める事にした。

当時の最新スマホは指紋認証だった

ので、寝ているタカヤの指を使えば

ロックは簡単に解除出来た。

 

マッチングアプリは

複数インストールされていて、

順番にチェックしていくと、

もう、出るわ出るわ…

 

同時進行で連絡を取り合っている

相手は、それぞれのアプリに

複数人いるようだった。

そしてその中の数人から、

既にお金を受け取っているような、

生々しいやり取りも残っていた…

 

私はタカヤのスマホ画面を

スクロールしながら、

自分のスマホで動画撮影した。

偽名を使ったプロフィール画面、

アプリ内のメッセージのやりとり、

普通のメッセージアプリの

やり取りも、残っているものは

全て撮影しておいた。

 

[振り込み助かった!

これで借金は何とかなりそう]

 

[無事に独立出来たら、

入籍しよう!]

 

[この恩は忘れない。

いつか必ず、君を幸せにするから!]

 

複数の女性に向けて送られた、

嘘八百の言葉たち……