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【第3話】娘の初めての生理で嫁が作った赤飯が何かおかしい→こっそりと入れ替えた結果…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ「えぇ…このブランド、 よくご存知ですね!もしかして… アユミさんも登山なさるんですか?」 アユミ「はい!私、登山が 趣味なんです!!休みの日には、 しょっちゅう登りに 行って...
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【第1話】娘の初めての生理で嫁が作った赤飯が何かおかしい→こっそりと入れ替えた結果…
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本編
それから、俺とアユミは何度か
メッセージのやり取りを続けた後、
仕事終わりに2人で
食事に行くようになった。
アユミは明るく、
とても可愛らしい女性で、
俺はどんどん惹かれていった…
とは言うものの、俺にはリコが居る。
リコの事が一番大事だし、
父親が恋愛にうつつを抜かすなんて…
と、ブレーキをかける自分も居た。
俺は葛藤を抱えたまま、どうしても
一歩を踏み出せずにいたのだが…
そんな時、預けていたリコを
迎えに行った際に、
母がこんな事を言い出したのだ。
母「スカオ、好きな人でも
出来たんじゃない?」
スカオ「えっ……な、
なんで急にそんな……」
母「やっぱりねー!ww
なんとなくそんな気が
してたのよ〜!
お相手はどんな人?
いつ紹介してくれるの?」
スカオ「しょ、紹介とか…
そんなんじゃないし!!
そもそも…俺にはリコが居るし……」
母「そりゃあそうだけど……
人生、先はまだまだ長いのよ?
いい人に出会えたんなら、
付き合ってみればいいじゃないの!」
スカオ「付き合ってみるって…
そんな簡単な問題じゃないだろ!
リコだって……父親が恋愛だなんて、
嫌がるに決まってるよ!」
母「あらっ!そうかしら?
リコはずっと前から、
『パパ、再婚すればいいのにね〜?』
なんて言ってるわよ?」
スカオ「えっ…??そんなこと…
俺には一度も……」
思ってもみなかったこの情報に、
俺は驚くばかりだった。
スカオ「それって…
母親が欲しいって事…??」
母「そうねぇ〜…そりゃあまぁ…
居るに越した事はないだろうけど……
私が思うに、母親が欲しいって
言うよりも、スカオに幸せになって
欲しいんだと思うわよ?」