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【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第16話】
前回の記事はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 伯父「スカ美ちゃんも17歳か。 事実を知っても大丈夫な 年齢だと判断しよう。 お母さんは、浮気していた。 好きな男性が出来たといって、 財産を持って出て行ったんだよ」 スカ美「え!?...
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本編
ええええ!?
母って、こんな人だった!?
記憶の中の母は、優しそうで、
私を可愛がってくれていた
印象なのだけど。
今、目の前で母だと
主張している女性は、
あまりにけばけばしくて。
スカ美「ほんとに、お母さん?」
母「そうよぉ!
あの人が死んだんだって?
何だか、あの人の
兄だって人から、
実家に連絡があったのよ。
ざまあみろだわ。
ちょっとした間違いをした
くらいで、怒鳴って追い出す
ようなひどい男だったのよぉ」
スカ美「いや、それは」
叔母の話をうのみにしていた
当時なら、母の言葉も
信じたかもしれない。しかし、
今の私は、この派手派手しい
オバさんを母だとは思えない、
受け入れられない。
父を悪く言う言葉も、
聞くだけで不快だ。
追い出されたのではなく、
自分から出て行った。
男性を追いかけて、私の学費貯金
も含めたすべてを持ち去った。
挙句に騙され、
財産を巻き上げられた。
そんな人を母親だと認める!?
有り得ない。父は誠実だった。
私がどんなに毛嫌いしても、
めちゃくちゃな反抗をしても。
必ず家に帰り、私を気にかけ、
食事を拒否されても
めげなかった。
その父が、理由もなく
母を追い出すわけはない。
スカ美「嘘ですよね?
私、全部聞いてます。
何しに来たか知らないですけど、
帰ってください」
母「困るのよぉ。
財産あるでしょ?」