※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第11話】

前回の記事はこちら▼

【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第10話】
前回の記事はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カナコ「単純な反抗期じゃ ないんだねえ」 話を聞き終えて、 カナコ先輩は静かに言った。 カナコ「小学生の頃から なんだね。そかそか。 ご家庭の事に、他人が口を出す のは...

1話から読みたい方はこちら▼

【スカッとする話】反抗期の娘「お前なんていらない!消えろ!」→翌日、父は帰って来なかった… 【第1話】
こちらもおすすめ▼ 本編 なんで、こんなに 父親が嫌いなんだろう。 というより、 憎しみに近い感情だ。 子供の頃の思い出には、 優しい父の姿があるのに。 一番古い記憶では、 確か父は……。 私はスカ美。 17歳の終わり、高校三年生だ。...

本編

どうして、私は父が嫌いで、

憎しみに近い感情を

抱いているのだろう。

始まりになった叔母は、

何を思って私にあんな事を

言ったのだろう。

気になり始めると、居ても

たってもいられなかった。

 

スカ美「ただいま!お父さん」

 

家に入って、父を呼びながら、

いつもと違う雰囲気を

感じ取った。父以外の、

人の気配がするというか。

ついさっきまで、

父の他に誰かいたような。

そして今は、誰も居ない。

 

スカ美「え?どういうこと?」

 

思わずうろたえて、

周囲を見回した。

そこで、はっと気づいた。

スマホ!

仕事中は電源を落としている。

いま電源をオンにしたら?

急いで鞄からスマホを出して、

電源を入れてみた。

着信がたくさん入っていた。

それも、知らない番号が

ずらっと。一件だけ、

父からの不在着信があった。

 

誰?何があったの?

どきどきと心臓が高鳴る。

嫌な予感がしながら、

父へ電話をかけなおした。

朝、かっとなった勢いで

「消えろ!」と叫んだ事が

思い出される。

まさかあの言葉を本気にして、

父は本当に私の前から

消えたのでは?そんな思いが

頭の中でぐるぐるする。