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2022.07.28
本編
見学を申し出たクラスメートに
クズノ「ちょっとくらい
体調が悪くたって、動けば
すっきりするわよ。
動かないから体力が低下して、
体が余計に悪くなるの」
なんて、かなり無茶を
言っていた。
実際、見学を許して
もらえなかった友達は
何人もいるし、OKされても、
提出を義務づけられた
レポートの枚数がとんでもない。
最初は、400字詰め
原稿用紙30枚に体育見学の
感想を書けとか言われて
女子生徒「無理だって！
そんなの無理無理！」
「30枚も何を書けっていうのよ」
みんな悲鳴を上げていた。
教科主任あたりに話が
いったのか、30枚から5枚に
減らされたけど。
それでも5枚も見学の感想を
書くのって、なかなかきつい。
水泳のシーズンが迫って
くるのが、怖くなってきた。
体育館競技に振り替えが
できるとはいえ、月経中は
どうしても見学になる。
クズノ先生が、体育館競技
担当にならなければいいと、
切に願った。他の先生だったら、
まだ話は通じる。
でもクズノ先生の場合は、
どこまで話を聞いてくれるか
分からなかった。
リョウコ「もうすぐ
水泳授業だね。
スカ美はどうするの？
いつも通り、体育館に行く？」
スカ美「クズノ先生次第かなぁ。
もし、体育館担当がクズノ先生
なら、水泳を選んで見学を
申し出るって感じ？」
リョウコ「その方がいいよね。」
