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【第3話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

前回の内容はこちら▼

【第2話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
こちらもおすすめ▼ 前回の内容はこちら▼ 本編 コウジ「俺って、職場で結構頼りに されちゃってるからさぁ〜、 部下から、仕事やプライベートの事で 相談される事も多いワケ!! それを無下には出来ないだろ?! 部下に金を払わせるわけにも いかな...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
こちらもおすすめ▼ 本編 私の名前はスカコ。専業主婦。 家族は、会社員の夫・コウジと、 小学4年生の娘・リコ。 3人家族、裕福とは言えないものの、 なんとかやり繰りして、これまで それなりにやって来れたのだが… 酒好きのコウジの飲み会が、 ...

本編

コウジ「余裕が無いって…

もっと上手くやりくりすれば、

余裕なんていくらでも

作れるはずだ!!!

家計を管理するのは、

専業主婦のお前の仕事なんだから、

俺に節約しろとか文句言う前に、

まずお前が出来ることを

考えろよ!!!」

 

スカコ「…………」

 

私は今まで、稼ぎが足りない事で

コウジのプライドを傷つけないよう、

ずっと気遣い、やりくりしてきた。

コウジには妙に見栄っ張りなところが

あり、世間の目を強く意識しながら

生きている事を理解していたからだ。

 

結婚した時だって、

私は仕事を続けたかったのに、

コウジが大反対した。

 

コウジ「お前が働くと、俺の稼ぎが

少ないと思われるじゃないか!!」

 

(え…実際少ない方じゃん!)という

ツッコミを、私は必死で押さえ込み、

家庭に入ることとなった。

共働きの方が余裕が持てて良いに

決まっているのに、私はパートに

出ることさえ禁止され、

家計はしょっちゅう赤字だった。

 

これまでは、世間に見栄を

張りながらも、一生懸命

働いてくれているコウジに対し、

感謝もしていた。

 

プライドを傷つけてしまわないよう、

「給料が少ない」とか

「見栄を張るのはやめろ」などとは、

決して言わないようにして、

私の貯金からこっそり

補填してきたのだが…

 

その事が、コウジをおかしな方向に

増長させてしまったのだろうか…

 

コウジ「お前と違って、

毎日外で働いている俺は

ストレスが溜まるんだ!!

飲み会でもして発散しなきゃ、

仕事なんてとても

やってられないんだぞ!?

俺が気持ちよく働くために、

飲み会は必要不可欠なんだ!!!

絶対に減らさないからな!!!

お前が他で節約して、

家計を上手く管理しろ!!!」