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【スカッとする話】子供の学歴マウントママ「低学歴が来るとバカがうつるw帰ってw」 帰ろうとすると…【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 そして高校になっても ワルコ「今日はPTAの 月例会議だったの。 アスカさんは、 どういうご用事?」 相変わらず、 活動に熱心な様子だ。 それがお子さんのヤスキくんに とって為になる...
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本編
PTAとは、そういう
組織だっただろうか?
何だか、子供の学習事情や
情報交換を、一所懸命にしている
グループみたいに聞こえる。
アスカ「うちは、そんな話題に
して頂けるほどの事は、
何もしていないですよ。
では失礼します」
さっさと話題を打ち切って、
帰宅する事にした。
背後で、チッという大きな
舌打ちが聞こえた気がする。
きっと私が、ワルコさんの
期待に応えなかったからだろう。
もしこのまま話を続けて
アスカ「いえいえー、
うちなんかとてもとてもー。
そういえばヤスキくん、とても
優秀だって聞きましたよー。
こちらこそ羨ましいですぅ」
とか何とか、彼女を持ちあげる
発言でもしていたら、
満足してくれただろう。
実際、そう言って欲しい、
言わせたいという
空気は感じていた。
そういうところが、私の教育に
対する価値観とは合わない。
褒めるなら、頑張っている
ヤスキくん本人を褒めたいし、
持ち上げたい。
そう思うのが私なのだ。
しかし、どうもこの日の
私の態度は、ワルコさんを
ひどく刺激したらしい。
それまではつかず離れず
というか、顔を合わせても
特に盛り上がる事もなく、
逆にやり合う事も無い。
無難な関係だった。
ところが、この日を境に、
ワルコさんが干渉してくる
ようになった。