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【スカッとする話】貧乏人と見下し俺を振った元カノ→十年後に再会すると…【第13話】

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本編

ヤスオ「私、メンズ向けの

ブランドアクセサリーを

取り扱っております。

確か、うちがこのモデルを

仕入れています。

最近お買い上げいただいた

のは……あっ!」

 

ああ、どうやら

気づかれたようだ。

日本で、フレッドの

エクストララージモデル

ブレスレットを

身に着けているのは、たぶん

10人いるかどうかだろう。

何せ、300万を超える代物だ。

 

ヤスオ「し、失礼しました!

社長でいらっしゃったんですか!

申し訳ありません、

すぐに気が付きませんで」

 

ぺこぺこと頭をさげてくる。

ルリはぽかんとしていた。

まあ、そうだろうな。

まさか、貧乏人とバカに

していた俺が、今や5万件の

企業情報を提供する、

市場データ会社の社長を

務めているなんて、

思いもしなかったに違いない。

 

ルリ「社長って、

どういうこと?」

 

ヤスオ「この方の会社は、

企業データ販売で

有名なところだ。うちも

取引させてもらっている。

社長のおかげで、

精密な市場データを手に入れる

ことが出来るんだ。とても

大事な取引先のトップだよ」

 

ルリ「えええ!?」

 

ルリは素っ頓狂な声をあげた。

タクシー車内とかで、

よくCMやってるんだけどな。

彼女、見てないのかね。