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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第4話】
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 仕方なく、私は貯金を いったん諦めて、 専業主婦になる事を決めた。 新婚1ヶ月が経過した ばかりの頃だ。 困った事に、義父の 認知症も進んでいた。 徘徊が始まったのだ。 ちょっとでも...
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【スカッとする話】「嫁の物は私の物」悪意の権化のような姑【第1話】
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本編
義母も夫も、義父が
どうなってもいいのだろうか。
不安になっているのは、
私一人なのだろうか。
頭を抱えたが、解決策は
やはり義父がふらふら玄関から
出て行けないようにするしか
思いつかず、
やむなく自腹を切った。
大きな出費ではなかったものの、
すでに仕事を辞めてしまっていた
私には、もうあまり
自由になるお金はない。
せいぜいが、独身時代の
貯金だけれど、これは簡単に手を
付けたくない私固有の財産だ。
これ以上、私だけが
出費させられる事が無いよう、
気を付けなければと思った。
ところが、これが
良くなかったらしい。
義母は工事が終わった後、
感謝するどころか
義母「スカ子さん。
あなた、仕事を辞めたのに、
どこからお金を用意して来たの?
まさかあなたの実家に、
うちの恥をさらした
わけじゃないでしょうね」
詰問してきたのだ。
びっくりして、つい
スカ子「独身時代の
貯金から出しました」
答えた。
すると義母は、
とても嫌な笑いを浮かべた。