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【スカッとする話】事故で緊急搬送された男子高校生「君は…誰?」→記憶喪失になり… 【第9話】

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本編

私は思わず涙を流してしまい

その場を走り去った。

 

ユウタ「あ、ちょっと…!」

 

エネ美「あんなやつ

ほっとこうよ、ユウタ。

私に嫌がらせをしている子だよ?

それより次のデートの

計画を練りましょ♪」

 

ユウタ「う、うん…」

 

ユウタ(何故だろう?

自分から嫌いだと言っておいて

何故か泣いている

彼女を見るのが辛かった…)

 

悲しかった。

どれだけ頑張ったって

本当のユウタは戻ってこない 。

 

スカ美「もうずーっと

このままなのかな。

こんなことになるのなら

初めからユウタに素直に

接していれば良かった…。」

 

翌日…放課後、帰宅中

 

エネ美「~それでね、

そのあとが面白くて~…

って、ユウタ聞いてる?

ねぇ、ユウタってば!!」

 

ユウタ「ご、ごめん、

他のこと考えてた。何だって?」

 

エネ美「…ユウタってば、

朝からこんな調子。

悩みでもあるの?」

 

ユウタ「いや、悩みっていうか

その~、何故だが

あのスカ美さんの

泣き顔が頭から離れないんだ。」

 

エネ美「あれ?それって…

いつもスカ美のカバンに

ついていたお守りー!?」