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【第15話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」

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【第14話】幼稚園の先生から突然電話「迎えにきてもらえないと困ります!」→私「もういますけど?」先生「え?」
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本編

せっかくいい調子でお歌を歌っていた

ケント君と、ついでにうちの子が、

二人そろってびくっとした。

園長先生が、他の先生を呼んで、

とりあえず子供達を別室へ

移動させる。

 

スズミ夫「失礼しました。

うちのやつ、どこにいるのか、

大体の見当はついているんですよ。

何をしてるのかも、ね」

 

アスカ「あ、そうなんですか……」

 

これはもしや?

何だかドキドキしてきた。

待つ間に、今日の振り返りが

園長先生によって語られ、

新人スタッフが園の方針を

理解せずにスズミの話を受けた事、

園内の連絡が行き違っていた事

などが謝罪された。

 

バラ組の担任は、持ち回りで

受け持つ延長保育の、

今日の担当でしかも個人的理由から

退勤を急いでいたらしい。

 

デートだったそうだが、

それは園児サイドに関係ないよね?

頭にくる話だ。

 

その結果、よく確認しないで

新人スタッフからの申し送りを

そのまま受け止め、

いつまでたっても来ない私に

怒り爆発だったのだそうだ。

そりゃ来るわけがない。

私にそんな話は伝わっていないし、

息子を引き取った後なのだから。

バラ組の先生は、平謝りだった。

 

そんなこんなしているうちに、

とうとう午後7時。

ようやくスズミがやって来た。