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本編

正社員に登用され、

家も決まった。

清々しく、離婚届を提出できた。

後日、ヨシコから元義実家の

様子を聞かせてもらった。

彼女は元義弟嫁という立場だ、

旦那さんが情報源だろう。

 

ヨシコ「お義兄さんのお相手、

凄い人物みたいです」

 

スカ子「ぜひ詳しく!」

 

ヨシコ「再婚したはいいものの、

子供がいる事を隠されて

いたんですって。それも双子の

男の子。残念ながら、

育てにくいタイプらしくて。

今や、おうちは目も当てられない

惨状になっているとか」

 

元義兄を経由して

ヨシコから聞いた内容は、

悲惨なものだった。

クズヒコが熱を上げた

同僚の30歳女性、実はバツイチ。

育てるのが難しい気質の

3歳双子を抱えていたと、

再婚後に知ったそうだ。

お相手は、最初こそ別居に

こだわったが、いざ同居向けの

広い家に住んでみたら

すっかり気にいって、

元義両親を子守り認定。

足腰が痛むと訴える二人へ、

容赦なく子供を

預けていると聞いた。

 

義父「こら! 走るなっ」

義母「やめて!クレヨンを

こっちに寄越しなさい!

だめだったら、ふすまに

絵を描かないで!」