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本編

私は、義母を

リビングに案内した。

 

スカ子「お茶入れますね」

 

義母をソファに座らせ、

私はキッチンに立った。

背後から声をかけられた。

 

義母「性別は?どっちなの?」

 

スカ子「女の子です」

 

義母「女ぁ?」

 

スカ子「え?」

 

その声に驚いて振り返り、

ぎょっとした。

いつのまに

忍び寄っていたのだろう。

有り得ない近距離に、

義母の顔があった。

しかも、手にはなぜか、

金属バットが!

 

スカ子「お、お義母さんっ!?」

 

バットは恐らく、玄関の

傘立てに入っていたものだろう。

マモル君が素振り練習するため、

玄関に置いてあった。

知らないうちに、

持ち出して来たようだ。

 

義母「これ以上、女を増やして

どうするのよ!この家にはね、

女は私だけで充分なの!

せっかくあの女が居なくなった

のに、また女を増やすなんて!」

 

義母が目を血走らせて怒った。

近すぎ!かみつかれそう!

女の子というだけで、

ここまで義母がブチギレモード

になるなんて、

少しも考えなかった。